(続)海の音

雑念のメモ

こわい

人に会うことが怖い。自分みたいな人間に会ってくれようという人は数多くはいないがゼロではなく滅多にない予定が入ると死ぬほど嬉しい反面その日が近づくにつれ不安ばかり募る。風水とかそういうのは一切信じないタチだが自分が今持っている邪悪な空気とかマイナスの感情を気付かぬうちに香水がキツいおばさんみたいにこれから会う相手に大量に振り撒いたらどうしようと考え始めて楽しみな予定を入れても怖くて怖くて押し潰されそうになる。過去に気に入った商品やお店は例外なく見かけなくなったり潰れた。最初は偶然かと思ったが毎回だった。考えれば人もそうかもしれない。だからいつからか、本当に好きなお菓子は毎日買わないことにして、常連になりたいぐらい好きなお店を見つけても毎日行きたいのを堪えてそこまで気に入ってない風を装う。そうやってきたみたいにもう誰かを悲しませたり誰かの何かを壊したりしたくない。あぁこわい。