(続)海の音

雑念のメモ

死際

自分が好きだからといって相手も自分を好きかわからないから愛とか恋とか信じられなくなっていつからか自分の好きは布団圧縮袋にしまって騙し騙し生きてきたけど何かが間違っている気がするし押入に残したまま死んでいくと思うと殊更恐くなってきた。死ぬ直前に思い出してやっぱあれ出しときたいって押入から引っ張りだそうとしても、そもそも家に帰れないなぁって泣きながら涙を拭くこともできないで天井をただ見つめていそう。ナースコールも押せない身体で。死際に初めて正直になれるかもしれないがなったところで時既に遅し。